相模原市 S邸 補修及び塗装工事
2016年6月2日
10年前に塗装をしたということで外壁は比較的綺麗でしたが、深さの有る大きなヒビ割れが散見する建物でした。
お客様はそれを一番の懸念として要望され、補修及び補修跡を目立たなくする事に重点を置き、工事をしました。
ひび割れをサンダーで切開すると予想以上の深さで下地の木部に達するものもありました。十分に変性シリコンシール材を充填して、樹脂モルタルで埋め戻し、周りの模様に合わせて肌合わせをして、全体の塗装を行いました。前回の塗装時にはどうやらひび割れを表面だけ塗りつぶした様子が見られました。これではただの化粧で根本的な解決にならず、同業者として憤りを感じました。
ベランダの鉄部も腐食が進み梁の一部が欠落寸前でしたので、仲間の溶接工を呼んで、新たな部材を溶接補強をして、塗装を行いました。
前回の塗装が見た目だけを綺麗にするだけの工事を目の当たりにして、同業者として憤りを感じたくらいです。
建物はそれぞれ、築年数や痛み具合など千差万別です。それを坪幾らとかで一括で価格や仕様を出すのは不自然です。
建物をよく見て事前の調査の重要性を改めて感じた物件でした。
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