2018年5月09日
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「家の塗装」として良く聞くのは外壁塗装の方が多いかもしれませんが、屋根の塗装を行う屋根塗装もとても大切です。
屋根は通常、外壁以上に日光を浴びることになるため、塗装の重要性もそれだけ高いのです。
しかし、屋根塗装をやるべきタイミングや流れについてほとんど知らないという方も多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は屋根塗装の基本知識についてお伝えします。■屋根塗装のタイミングとは?
屋根塗装が必要と言っても、いつ塗装をし直したらいいのか分からない、という方が多いのではないでしょうか。
外壁塗装の場合は家の側面なのですぐに目で見て確認することができますが、屋根塗装はなかなか見えにくいため、塗装の必要性に気づきにくいものです。一般的に、屋根塗装で使われる塗料には外壁塗装と同じメーカー、同じシリーズのようなものが使われていることもあり、耐用年数はほぼ同じとみてよいでしょう。
新築一軒家を建ててからは10年以上が経ってきたら、外壁塗装も屋根塗装も塗り替えの時期になります。
つまり、屋根塗装は前回の塗装から10年前後が経ったら、外壁塗装を依頼するタイミングで同時に依頼するのが一般的です。外壁塗装を依頼するタイミングで、屋根塗装も依頼すると大きなメリットがあります。
屋根塗装を行う際には、屋根に上るために高い足場を家の周囲全部に設置します。これは外壁塗装を行う時の足場とほとんど同じです。
足場を組むだけでも数十万円はかかりますし、屋根塗装だけまた別の時期にするとなると費用が、余分にかさんでしまいます。
こういったことから、屋根塗装は緊急の工事の時ではない限り、外壁塗装と一緒に行われるのです。■特定の瓦には塗装が必要
屋根塗装を依頼する方の中に、屋根が原因で雨漏りが起こっているときに行うという方がいらっしゃいます。
しかし、屋根塗装の劣化は雨漏りが起こるもっと前の段階から始まっているものであり、雨漏りが始まってから塗りなおすのでは遅いのです。雨漏りは、まず屋根塗装が劣化して屋根そのものに雨水が届くようになることから始まります。
そして、塗装の劣化などからひび割れを起こした部分の徐々に侵入するようになり、屋根の骨組みまで水が届き、天井に溜まることによって雨漏りは起こるのです。そんな雨漏りを防ぐためにも屋根塗装は必要です。
屋根の種類には、鉄筋コンクリート造に多い防水塗膜やシート防水、一般住宅では日本瓦、コロニアル瓦、スレート瓦など、色々な種類がありますが、その中で塗装が必要なのはコロニアル瓦とスレート瓦です。瓦本体は風雨に耐えうる強度を本来持ってはいますが、経年劣化によって塗装が剥がれるとその強度が落ちてきてしまいます。
屋根の強度がなくなって雨漏りを起こしてしまわないようにも、屋根塗装は行っておくことをおすすめします。■まとめ
屋根塗装と外壁塗装は一緒に行うことで足場台が節約でき効率的です。
外壁塗装が劣化してきたタイミングで、屋根の塗装も劣化が起こっていることが多いため、外壁塗装を依頼した際は、忘れず確認してもらうようにしましょう。