2015年9月
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錆止め塗料の種類については、成分により多種多様となっています。
当然ながら、錆止めの種類により、耐用年数も価格についても大きな開きがあるのも事実です。
ただ、費用対効果の点から見ますと、一般に市場に多く流通している製品が一番コストパフォーマンスがよいと考えられます。
しかしながら、この市場に多く流通している製品についても当然ながら時代と共に変化していきます。
かなり以前では、鉛系錆止め塗料が広く一般的に使用されていましたが、
現在では使用されることは少なくなり、現在の主流はエポキシ系錆止め塗料が主流となっています。もっとも、このエポキシ系錆止め塗料についても、
強溶剤、弱溶剤、1液型、2液混合型などと成分や合成する材料によって製品が細分化されています。また、現在生じている錆を落とすのではなく、
固めてその上に塗装を行う事ができるようにという材料として、
錆固め塗料という分類ができる製品もあります。いずれにおいても、錆の除去と保護塗膜の確保・維持が大切となる点では変わりはありません。
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外壁塗装は、多くの工程があります。
中でももっとも大切なのが下地処理の工程です。下地処理は、上から塗装をしてしまえば見えなくなってしまう部分ではありますが、
この部分を手抜きしてしまうと、本来であればもっと耐用年数がある筈のところが短い年数で駄目になってしまう場合があります。ですので、下地処理がとても大切だと言うことが出来ます。
下地処理をきちんと行ってくれる業者を選ぶことも大切です。まず、高圧洗浄で壁に不着しているカビや汚れなどを取ります。
ひび割れなどが出来てしまっている場合は、ひびを補修します。
痛んだ外壁の部分や剥がれかかった部分の塗膜を取り除きます。その後に塗装を行います。
塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行われるのが普通です。下塗りは、家の下地の部分の凹凸を無くし、上から塗る塗料との密着性を高める為に行います。
中塗りと上塗りは、同じ材料を使って塗装されます。
この2回塗りにより、下地との密着性を高め、家の色を美しく塗り直すこととなります。
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夏の日差しの強さは家の中にも影響を及ぼすほどの厳しい暑さをもたらしますが、
その日差しを最も浴びているのが屋根です。屋根は太陽光が直接あたるので、真夏に直に触れると火傷をするような暑さになっています。
その屋根からの熱が天井部分にこもることで、建物内温度が上昇し、
エアコンが効かない、夜も寝苦しい、というような状況に陥ってしまいます。したがって、屋根からの熱を遮熱することで建物内の気温上昇を抑制することが大切になってきます。
特に屋外よりも屋内での熱中症が問題となっていますが、
お年を召された方や、小さなお子さんはそうした室内温度には大変敏感で、
体調を崩したりすることは決して少なくないからです。しかし、屋根に塗装を施したり、また劣化した塗装を塗り替えることで、
そうした熱を遮断することができます。エアコンの効きも違ってきますし、電気代も節約できるだけではなく、
健康的な生活を送るためにも充分な効果が期待できます。
建物内温度の上昇にお悩みの方は一度ご相談下さい。 -
塗料には色や質感などの意匠的要素の他に、
性能上の機能特性が多く期待されています。耐候性は材料の劣化を促進させる雨や風、気温変化と太陽光などの、
きびしい外的環境を防御する働きをし、
低汚染性は大気中のちりやほこりが簡単に付着しない性質です。透湿性は建物の大敵である湿気の侵入を防ぎ、
内部の湿気は外へ逃がす複雑な働きのことです。塗料はこのような機能的役割を担っていて、
目的に合った塗料選びをする必要があります。それ以外にも、材料の形状の変化に追従する弾力性は、
簡単にはひび割れを発生させない重要な性能です。塗料の種類により、これらの性能は違いますが、
おおむね価格に比例して塗料の性能も良くなります。簡単に低価格の塗料を選ぶと、塗り替えの間隔を短くしなければならず、かえって高くつくことになります。
足場などの仮設費はどの塗料を塗るにしても同じですし、
工程が多く必要な塗料は手間賃は上昇しますが、
全体から見ればさほどではなく、
品質の良い塗料を選んだほうが、長期的なコストはお得になります。 -
外壁塗装は、10年に一度行うのが目安になります。
費用もかかる工事ですから、
外壁塗装を失敗してしまうのは勿体ないでしょう。外壁塗装の失敗としてあげられるのが、色選びの失敗です。
想像していた色と、実際に出来あがった色が異なるとがっかりしてしまいますから、
色選びは慎重にする必要があります。失敗しない色選びの方法として、
周りの住宅との色合いを合わせると良いでしょう。庭の植木との兼ね合いも考えると失敗しません。
そしてベースカラー、アソートカラー、
アクセントカラーの三つに分けて色を決めると失敗しにくいでしょう。ベースカラーが外壁の半分から7割程度を占めるので、
自然界にあるような木や石、砂のようなナチュラルな色にするといいでしょう。アソートカラーは外壁の2割から5割程度を占めるので、ベースカラーと対立しないような同じ系統の色を選ぶのがおすすめ
です。アクセントカラーは最も面積が小さいので、
濃いめの色を選ぶと家が引き締まって見えます。色見本などを用いて家の形とも相談して決めるといいでしょう。