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2016年5月02日

  • 日本の外壁塗装の歴史をひもとくと、意外な事実を知ることができます。

    そもそも昔の日本の家は土壁で、塗装の概念はなかった、と考えられています。

    「木舞(こまい)」と呼ばれる格子状の枠に、

    土や植物などの天然素材を塗り重ねてゆく、

    飛鳥時代より伝わる塗り壁の技術が、日本では主流だったのです。

    これに変化を起こしたのが、幕末の開国に伴う西洋文化の流入でした。

    ペリー来航時に、使節を接見するための「交易談判所」の外壁塗装が行われたのが

    最初であるとの説があります。

    命じられた日本の渋塗り職人は停泊している米国船に密かに赴き、

    ペンキを入手、外人職工の助力も得て、ようやく完成したと伝えられています。

    このように日本の外壁塗装は明治維新後に技術が伝来したものとされており、

    歴史は浅いと言えます。

    ともあれこの新技術は、従来の塗り壁に比べると

    短期間で仕上げることができ、また風雨にも強く、

    家屋の軒先を短くすることができるため、

    広い土地を持たない一般庶民の住宅にも適していました。

    そのために外壁塗装は、明治以降の日本で広く普及してゆくことになったのです。