2015年10月
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外壁塗装を行う時誰もが悩むのが外壁の色です。
外壁塗装に利用する塗料の色選びは、一度塗装をしてしまうと塗り替えも容易に行うことが出来ませんので、最初はサンプルでの色イメージを作り出す事が大切です。
但し、サンプルと言うのは小さな物となるので、サンプルでの色イメージだけでは塗装をした時とのニュアンスが異なると言ったことが起こり易くなります。
そのため、サンプルでの色イメージを作る場合は、実際の外壁にサンプルを押し当てるのが大切で、部屋の中など蛍光灯の灯りの下で決めないようにするのがコツで、必ず外でサンプルを押し当てて、光の当たり具合を見て色を選ぶ事が大切です。
また、最近は異なる色を2色もしくは3色使って家の色のアクセントを作り出すケースが多く在りますが、複数の色を使う場合は、違和感の無い組み合わせの色を選ぶ事が大切です。
尚、違和感の無い組み合わせは周辺の住宅との調和も考慮しておくことが大切なのです。
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外壁リフォームを依頼する前に、建物の外壁の状態を把握しておくことは大切です。
築年数の把握と共に、ヒビ割れや雨漏りが無いかもチェックしておくことが必要というわけです。これは単に外壁塗装だけを行えばよいのか、それとも外壁に補修が必要となるのかを判断するためでもあります。
もちろん外壁塗装だけでもそれらの症状をカバーすることは可能ですが、躯体にヒビが入っているとなると、その亀裂が進行することによってせっかくの塗装にもヒビが入るようになります。また塗料によっても耐久性が異なるので、単に塗装のヒビであれば次にはもっと長持ちする塗料を使うことも検討できます。
このように外壁リフォームを行う上での計画を立てるとともに予算を考えることができるようになります。業者に任せきりにするのではなく、自分である程度は把握しておくことが大切です。
その上で必要とする施工を依頼するための見積りを、幾つかの業者に依頼して取ることになるわけです。 -
雨漏りが起こる原因はさまざまですが、
建物自体の老朽化によるものや、
建築時点で防水処理が不十分であったことなどがあげられます。建築は一旦建ててしまえば、その性能を長期に維持できるというものではなく、
使用途中でのメンテナンスが必要になってきます。外壁については、定期的に外壁塗装を行うことが建物を長持ちさせる上で重要です。
外壁が始めから塗装がされている場合は、定期的な塗り替えを前提に作られています。
外壁の素材そのものは、強度の確保や防火性能、断熱性能などを担当し、
雨水の防水は塗装が担当することで雨水をはじき、壁内に張られている防水紙が最後の砦となります。塗装が劣化すると雨水が浸入しやすくなり、
水分によって壁材そのものの強度が落ち、破損や割れの原因になります。壁材が壊れてしまうと、防水紙だけでは外部の自然環境に抵抗することは出来ません。
最初に雨水の浸入を抑える塗装が重要な役割を担っています。
外壁塗装は屋根材の張替え、塗装替えと合わせて、建築を長く使うために必要な事柄です。
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外壁を塗替えする場合、色選びは自由に好みで選ぶことが出来、
楽しいものです。外壁の色は自宅の雰囲気を表現する良い機会と捉え、良く考えて選びたいものです。塗料の色選びに関する意見のすり合わせはとても重要で、
ご家族でこの色ならと、意見が一致した色にした方が後々うまくいきます。外壁の色選びは外壁と屋根の色を合わせたシュミレーションを行うとうまくいきます。
外壁と屋根はセットで考え、双方の色が調和するような色を選ぶのがコツです。塗装に使う塗料により色の見本が用意されています。
見本により屋根と外壁の二つの色を見比べて調和の取れた色を探すことが出来ます。
周辺の住宅との調和も必要です。
町全体が同系色で統一されている場合は、合わせたほうが無難です。あくまでも雰囲気を掴むのが良く、町全体の雰囲気と合った色を選ぶと、
町の景観の向上に寄与するばかりでなく、
自宅も映えて見えます。せっかくの機会ですから、納得のできる外壁塗装工事を行い、後悔のないようにしたいものです。